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ホームページ制作はCMSの時代と言っても過言ではありません。(特に伊豆の旅館ホテルの事業主さん必見)
この伊豆でホームページ制作に携わっていると、タイトルの通りCMSの必要性というのを本当に強く感じます。
このCMSについてはかなり前に書いたのですが、改めてざっくり言いますと、
『事業所自らが管理更新ができるホームページ』
と覚えてもらえると良いかと思います。
従来のホームページはCMSと言ってもブログが更新できる程度の機能しかなくて、基本的に画像の差し替えとかホームページのレイアウトの変更という更新作業の部分は一般的には事業者さんの方できませんでしたので制作業者さんの方に都度いくらで依頼する形がほとんどでした。
その他に毎月1万円〜高いところだと3万円以上の維持費を制作会社さんに支払ってたりもしました。
なので、ホームページをリニューアルして次のホームページに変えるまでの期間を3年で見ていたとしたら、制作費と毎月の維持費(コスト)を計算すると数百万円にも及ぶホームページを持っている事になるわけです。
現時点でもまだそのような契約形式のホームページを持っている事業者さんは多いかと思います。
当方も含め業者さんとしましては毎月1案件で数万円の収入があるのでとてもありがたい限りですが、事業者さん(クライアント)の方はそれだけ払って、更新する事に何の意味があるのかもはっきりと分からないまま記事を書くたびにだんだんとモチベーションの下がるブログを更新するのみ・・・・。
ブログも頻繁に書いた方が良い業種であったり、むしろ不要な業種であったりと業種によって違う訳で、さらに希望の効果に沿った効果的なブログの書き方なんかもしないとただ書いてるだけじゃ何の効果も得られなかったりする訳なのですが、ほぼその様な事は知らずただただブログを更新されている一般のサイトが"ほとんど"です。
流石にアフィリエイト目的で運営されているサイトさんはその辺はきっちり抑えています。
そこで近年急速に広がっているのがワードプレスやwix等で作られたホームページなんです。(CMSです。)
特徴としては、事業者さんの方で全て更新が出来ちゃうんです。
この事がどれだけ都合が良いかというのを書いて行きたいと思います。

CMSを導入し、毎月のサーバー・ドメイン代も事業所で契約したと仮定して話を進めて行きます。
まず、自らで画像の差し替えやレイアウトの変更等の更新作業ができるのがワードプレスやWixといったCMSの良いところと書きましたが、流石に全くパソコン音痴だと操作に慣れるまでに多少の時間が必要です。一般的には普段からパソコンに触れている業種って実はそんなにないんですよね。
特に地方に行けば行くほど少なくなります。
ところが、ここ伊豆の様な観光地には普段からパソコンを使われている業種があるんです!
それが、
「宿泊業です」
ホテル旅館業です。
もちろんパートさんでメンテナンスで入っているという場合はその限りではありませんが、フロントやサービススタッフ、そして宿のオーナーさんと意外にパソコン使ってませんか?
何なら、パソコンの前で深夜まで色々な事を考えて作業していたりしませんか?
内容はもちろん自社のホームページを更新しているわけではないと思いますが、OTA(WEB完結系旅行サイト)さんのサイトの管理画面を夜遅くまでいじり倒した経験のある方は少なくないと思います。
一般的な企業の様にパソコン操作といってもofficeを使うわけではありませんが、むしろそれが良いのです。
事業所で使えるホームページ(CMS)はまさにその旅行サイト(OTA)さんの管理画面の様なものですから、すんなり入れて理解するとすんなり操作ができる様になるんです。
これで、自社で更新管理できるホームページ(CMS)が導入されたと仮定して次に進みましょう。

操作や管理画面を理解できると、自社のファンが増えて、直販につながりやすくなるのは容易に想像がつきます。
制作会社さんの管理している、現在のホームページではその部分の問題の解決ができないという事業所さんが多いのではないでしょうか。
その部分に関しては、メルマガ機能もありますし、当然メルマガ登録機能もあり、さらにどれぐらいの方が開封したかというメルマガ開封の細かいデータまで見る事ができます。
ですので、上手く活用すれば自社のファンを増やして行く事が可能になるわけです。浮いた手数料の一割をCMSが回収したと思えばそのメリットはたいしたものです。
さらに、そのファンを増やすために必要になるのが、フェイスブックやインスタやyoutubeも含めたソーシャルの活用ですね。
ブログの更新ができるのは当たり前ですが、すぐにソーシャル用のレイアウトをその場でホームページに追加出来たり、動画のレイアウトも追加したり、不要になったらすぐに削除したり、何かイベントがある場合の告知なんかも追加したり終了したらすぐに削除したりとても簡単に時間をかけずに出来てしまうので、変化の早い今の時代そしてこれからの時代にはとても相性が良いです。

ホームページって、ある程度相場があってみんな一緒だったりする・・・訳ではないんですよ。
高いから良い訳でも全くなくて、逆に安いから悪い訳でも全くないんですよ。
当然制作会社さんの規模が大きくなると、営業さんやらSEさんやらを抱え込んでいるんで単価もある程度高くしないとなりません。逆に個人の制作会社さんですと、その辺はグンと抑えられますから、当然やすくなります。
そこに、高いからこっちのホームページが良いということはないのです。
アメリカでは、企業が個人のフリーのWEBデザイナーさんと契約している場合がほとんどです。
その辺のコストとかに厳しいアメリカでは、コスト面だったり独自性だったりを考慮してWEB制作会社さんよりも個人事務所のフリーの方と契約をするので、アメリカでWEB制作会社さんを探しても無いくらいなんです。
ホームページ制作費よりも制作会社さんによって違うのが、月々の管理費です。最初のホームページ制作費が安い代わりに月々の管理費でバッチリ回収していたり、最初の制作費が高い代わりに月々の管理費が安かったり、どっちも普通で、年間の更新費用なるものでバッチリ回収したりでちゃんと計算しないと、いったいホームページ制作費(3年更新として)がいくらかかってるのか正確な数字がわかりません。
何れにせよ、管理費も合わせるととても高い費用を払っているかと思われますが、CMSで自社管理運営をする場合、自社で更新できるメリットも大きいのに、さらに月額の管理費は制作会社さんを通さなければおおよそ〜3000円程度と安いのも特徴です。
制作費の方も無料のテンプレートを利用し自分で作れば無料というのも大きな特徴です。
もちろん制作会社さんで一からオリジナルデザインを作る場合はそれなりの制作費になりますが、月々のコストは安いです。

特に有名なこの2つのうちどちらがオススメかというと、それは用途によります。
例えば、アフィリエイトがしたい場合は迷わずワードプレスでしょう。
理由は、アフィリエイト周りで必要なタグの挿入が出来るからです。
すなわち、一般的にはこの用途でブログを運営する方が断然多いですからワードプレスの人気もうなずけます。

ちなみに、私も個人的なブログはワードプレスを使っています。
次に企業のコーポレートサイトの場合は迷わずWixでしょう。
理由は、2018年現在で世界で1億4000万以上が利用している『Wix』というイスラエルに本社のある企業がサーバーを含め管理運営しているからです。
ワードプレスは管理している会社はありませんから、突然バグがあったり、サイト自体が無くなったりウィルス感染があっても管理会社は存在しませんから
「はい、そういうものです」
で終わりなので個人レベルなら良いですが、企業レベルですととてもリスクが大きいのです。
企業サイトで使っているところはとても少なく、顧客情報を扱っている様な大手では間違っても使用できません。
それと、CMSではありますが、現実的には各事業所レベルでの管理がとても難しいというのも理由です。
自社で運営管理となると、ワードプレスはオープンソースなのでとても更新が多いのですが、その更新をこまめにする必要があるというのと、レイアウトや動きのあるデザインに更新できると言っても社内にITエンジニアがいなければ実際は難しいのです。
一般の事業所レベルだと結局ブログの更新のみしかできず、サーバー管理から全て制作会社さんにお任せになるのがワードプレスをコーポレートサイトで利用する場合の一番安全な運用方法なので、 結局は従来のブログしか更新できない様なホームページと変わらなくなります。
一方ITエンジニアのいる制作会社側からみると使いやすいので顧客管理等のない様な小さな事業所であればワードプレスでホームページを作らせてもらった方が何かと良かったりします。
個人でのアフィリエイトやブログと言った様な場合は逆にWixだとタグの挿入に制限があるので勝手が悪くなります。
ですので、要はどちらも使い道によって使い分ける事が重要なのです。
ちなみに、DETはコーポレートサイトに関しては将来性や企業体質を考慮してWixの導入を事業者さんにはオススメしています。